北陸3県の薬剤師の年収相場は?-2019年前半の最新情報
最初は年収650万円が天井なのか。10年前より減っている
薬剤師さんの働き盛りの年齢といえば20代後半から50代と、幅広いです。この中で30代半ばから50代にかけてが、結構高い年収をもらっているといえます。
しかし、その相場も、特に2016年と2018年春の調剤報酬改定ショックで、頭打ちになっています。
求人では、10年前は、富山県で、転職直後の年収700万円というのも結構ありました。しかし、今では、ベテランで、幹部社員(エリアマネージャー)クラスで、上限700万、しかも県外への転勤あり、というのが天井になっています。石川県、福井県でも、天井は同程度です。実質は上限650万円というのが現状です。
この中でどうしても今の職場が合わない、他の職場を探してみたいなどと考える人は、どうしたらいいのでしょう。
求人の中身が、残業代込みなのか、残業代別途なのかによっても違う
年収頭打ち時代に、うまく転職するには、何をしたらいいのでしょうか。
まず、年収の提示が、残業代込みなのか別途なのかによっても、年間数十万円違います。管理薬剤師もしかりです。管理薬剤師手当が込みなのか、別途なのか。
さらに、年間休日のカウントも。水曜午後の半日休と、土曜午後の半日休を合わせて1日休みとカウントする調剤薬局も多いです。
そのような細部を今まで以上に考えて、トータルに転職、就職を熟考する時代になっています。
昇給の有無も必須
ある年収に達すると、昇給が頭打ちになるところもあります。また、調剤報酬の改定は2016年春のように経営にかなりのダメージを与えることもあります。
調剤薬局の経営状態も併せ、トータルで考える必要が、今まで以上にあると言えます。